親友と

大学四年間を一緒に暮らした友人と大阪で会いました。青森在住の彼女がご主人のお仕事で、ここ数週間横浜にいるということで、じゃあ半分づつ行きましょうと、大阪での再会となったのでした。筆不精で年賀状すら書かない、口が重く、電話もしない、メールもしない彼女とは、お互いにリンゴ、明太子、長芋、みかんと宅急便の行き来だけのつきあいです。

私も彼女も大阪出身の作家、田辺聖子さんの大ファンで、お書きになる街をともに歩いてみたいと思いました。

新大阪駅で待ち合わせ。18年ぶりの再会です。
あらかじめネットで調べてチェックイン１４時チェックアウト１２時のゆっくりできるホテルを予約しておきました。何しろ4年間共棲みした仲。もちろんツインでOK。とにかく会ってしゃべるのが目的なんですから。

心斎橋、難波を歩き、船に乗ったり串カツ食べたり、みんみんのギョーザ食べたり、している間も話は尽きません。

今のこと、学生時代のこと、子供のこと、親、兄弟、身内のこと、本の話、ニュースの話、翌日も部屋にこもりっぱなしで語りつくしました。

びっくりしたことには、彼女も偶然はやぶさに強い興味をもっていました。
私が講演会に行ったというと、即座に川口さん？（プロジェクトのリーダー）と。
またしても盛り上がり、何年離れていても親友は親友。
お別れの新大阪駅ではちょっぴり涙してしまいました。