大学のとき与謝野源氏を読んで、こーんなに面白い本があったのかぁ!と感激。途中からは紫の上に肩入れして、明石の上を憎たらしくおもったり・・・

そのあと何年もたってから、田辺聖子サン(私の中ではお聖サン)がとても読みやすい訳で書いてくださいました。役職名で名前が変わらずに一人の人がずっと同じ名前ででてくるのです。

光源氏はずーっと光源氏。六条とか院とか変わらないのね。

お聖さんは他にもパロディの源氏物語を二冊。これもお気に入り。

それからもっともっとかみ砕いてやさしく語った、源氏がたりもすてきです。

ライザ・ダルビーの書いた紫式部物語もまぁまぁ面白く読めました。

さて昨日本屋で見つけた高山由紀子さんの書いた「源氏物語 千年の謎」

これはあまり好きになれませんでした。

構成としては、源氏物語の合間に紫式部の物語をはさんでいて興味深いものでしたが、私の苦手なおどろおどろしい場面が多いのと、性描写が嫌い。
私の好きなエロスはユーモアがないと嫌なのよ。

でも、私好みではなかったというだけで、画期的な一冊であることには間違いなさそうです。

まぁ大体紫式部という人は生真面目な性格だったようで、清少納言ほどのユーモアのセンスはなさそうですけれどね。

お聖さんが清少納言の生涯を書いた「むかしあけぼの」。これが大のお気に入りで、だからお聖さんパート2で紫式部物語を書いてくださらないかしら、と思いました。


コメント

アミ
2011年7月30日11:05

こんなこと言ったら、軽蔑されるかな・・・。(笑)
古典が余りにも難解だったので、漫画本に逃げました。
ところが、これが優れもので、よく分る♪(笑)
そして、友人間でも、案外好評で、何方かに貸したら、戻ってこない・・・。
今頃、誰が読んでるのかしら・・・。(笑)

ありす
2011年7月30日22:10

私も田辺聖子さんの源氏持っていました。どこ行ったかな~??また読んでみます。「あさきゆめみし」で漫画も~♪娘の受験対策でしたが結構効果がありました。これは女の子だから入ってくれるんかも。

ミハーハハ
2011年7月30日22:14

アミさんこんにちは

私も漫画大好き人間です。たしか大和わきさんの「あさきゆめみし」だったかな。
絵も綺麗で、優雅でしたねー。

「お聖さん」の「源氏がたり」は完全に現代の口語で、適切な解説を挟みながらの講座を本にまとめてあるもので、とてもステキな本なので、機会があればぜひ!!新潮文庫からでています。新潮社からCDもでていると思いますョ。

ミハーハハ
2011年7月30日22:21

ありすさん

アミさんにせっせとコメントのお返事書いているときに、ありすさんも書いていてくださったのね!おんなじ時間帯にここにいるなんて、なんかうれしいっ。

私が高校生くらいのときは王朝の世界なんて、昔の絵巻物か百人一首の絵札が資料であるくらいで、御簾だの几帳、裳なんてちっともわからなかったけれど今の教科書や国語の資料集はすごくわかりやすく書いてありますねー。

でもうちの男子はまったくもって興味なしでなーんにもわかってなくてがっかりです。

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