裾を引きずるドレス着て、スニーカーはいて
楽器二つ抱えて
譜面台、楽器立て、楽譜とチューナー、ステージでの靴もろもろのはいったズタ袋しょって
尻からげして歩いている
変なおばさんを見かけたら

それは私です。


天草での演奏会はとにかく慌ただしかったです。着替えてから二か所の会場をまわってゲネプロと本番をするものだから楽器と譜面台楽器立てを入れたり出したり、そのたびにチューニングしてやれやれ、という感じ。

中国とパキスタンとタイ(?だったかな)、の大使がききに見えるというので、ほんもののSPが見られる、とワクワクしましたが一体どの人だったんだろう。後から思えば駐車場に体格のよい人が何人か立っていたけどそうなのかな。ドラマのようにはいかないです。

演奏はやはり二度目のほうが断然よかったです。とくにフレチャ(Flecha)の
la bombaは酔っ払いのふりをした男性アカペラが最高に受けて、そのあともお客さんたちもノリノリできいてくださいました。

すっかり仲良くなった天草のメンバーともしばらくお別れです。また一緒にやるときまでうんと腕をみがかなくちゃね。
火曜日、水曜日と同級生と飲み歩き、木曜の夜はバドミントン、金曜は山へと毎日ヘルパーさんや子供たちにまかせて遊び歩いています。

そして土曜日の夜は大分の中津江へアントネッロを聴きにいきました。

中津江といえば、サッカーワールドカップカメルーン代表がきた村。一気に全国レベルで有名になりましたね。

でも大分と福岡の県境のしずかな山村です。

NHKのアナウンサーだった日野直子さんがアントネッロに惚れこんで、10年位前から、日野さんの故郷大分でのコンサートを企画しています。大分は私の好きな場所だし、アントネッロのためならどこへでもかけつけますぅ、の私ですから、早速でかけました。

ひさびさの一人ドライブにワクワク、高速使わずにのんびり(高速は事故で渋滞)山道をぐるぐるいくと、思いがけずすてきホールでした。

杉だとおもうのですが、
高い天井の凝った木造建物。

今回は石川先生は体調不良で不参加うー、残念!!!今日は濱田先生のコルネットとリコーダーにまりえさんのバロックハープです。

小さなスペースにびっしりお客さんが詰めかけてコンサートははじまりました。

なんだか今日の濱田先生、すごい。のりのりです。

お客さんたちも、先生のテクと熱気、まりえさんの美貌とハープの音色にうっとり。


教会のような響きのよさ、素朴な聴衆の驚きと興奮がそのまま伝わったんだと思います。本当に凄い演奏でした。日曜日は宇佐市、また長崎でもコンサートがあります。なんだか追っかけしたくなりました。


日曜日母と行くつもりだったコンサート。車椅子の手配から会場の方にもあれこれ頼んだりしていたのですが、前日よく眠れなかったということで、急きょJ君と行くことになりました。

夕食をJ君にお願いしていたので、すでに下ごしらえにかかっていて、しかもなんだか我が家のバイブル(?)暮しの手帳をみて、凝った料理に挑戦中。あわてて私も手伝い、バタバタとでかけました。

もともとソプラノはミレルラ・フレーニさんのような丸くて温かな感じの声質が好きなんですが、森さんのヘンデルをきいて、好きになりました。

写真よりもずっと美女で、細く高い美しい声でした。ボリュームの必要がないのでほっそりしたスタイルでもいいのでしょうね。透き通った声が会場にしみわたりました。

夕食の関係上最後のムゼッタのアリアは聴くことができず残念でしたが、
からたちの花(とてもよかった)
初恋、
という日本もの。
ヘンデル二曲(彼女の得意とするものらしい)
バッハ/グノー、カッチーニのアヴェ・マリアをききました。

たぶんシュトラウスなんかも得意なのではないかな。でももう少し円熟してトスカなんかを聴いてみたいと思いました。

夕飯のメニューは香味鳥のパプリカソースかけと、ホタテと夏の野菜たっぷりピラフでした。
今日はリコーダーの日。久々にテレマンのソナタ。このごろルネッサンスものが多くて、譜ヅラは割に簡単(即興を入れたりタイミングの難しさはあるけど)だったから、テクニック的にハードルたかいのは本当にしばらくぶりだ。
私は今は時間があれば、ガンバにとびついてしまう。リコーダー命のお二方とやるのは申し訳ない。二人がきっちりさらってきてるのに足ひっぱりしちゃった。

この地は古楽が盛んで、秋9月に古楽祭、2月にルネッサンスフェスティバルがある。古楽は癒される、と思う人は多いけど、私はこの時代の人々はもっと血気盛んで激しかったと思う。だから美しくて端正なだけの演奏には心が惹かれることがない。

だけど、そのタイプの先生を囲んでのガンバコンソートから外されちゃってほっとするはずなのにちょっとショック。先生の指導のもとにコンサートするというから仕方ないことだけど・・・

いろいろな先生について勉強するのは良いことだと思うけど、自分にとってはあまり意味があるとは思えない。もう若くないから選びとったものを大事にしていきたい。

もやもやした思いで、自転車で楽譜を返しに、お気に入りの川っぷちの道を行くと、もう梅の花がさいていた。  気が晴れた。

音律

2010年1月15日 音楽
苦手分野である音律を検索しました。やっぱり数字の羅列と理解不可能な数式。私が求めているのは、音律と打ち込むとミーントーンとかヤングとかヴァロッティとかの音階をならして、和音も鳴らしてくれて、違いをはっきり聴き比べられるもの。そんな都合のいいのはないか・・・フレッティングを一音一音チューナーで合わせて和音弾いて、また別のに変えてフレッティング合わせて弾くしかないのかなあ。ああ、気が遠くなる。

ロシヤ国歌

2010年1月12日 音楽
もうすぐ冬のオリンビック、というわけで各国の国歌聴き比べをしました。やっぱりにダントツかっこいいのはロシヤ国歌!!!検索するとあるわあるわ、赤軍合唱団から軍事パレード、記念式典、ソ連国歌ポップス風、ポンキッキ風。コメントも盛んで、知らなかったけどゲーム音楽に使われたこともあるらしく、ファンも多いのね。
ついでにチェブラーシカの歌(空色の汽車、大大大好き)プガチョーワの百万本のバラや、映画モスクワは涙を信じないのアレクサンドラなども取り込んでゴキゲン。涙を・・・は英語字幕で全編動画があってびっくりしました。いつかゆっくりみてみようっと。
 一台のパソコンを子供たちと競い合って使います。折悪しく冬休みなので。
 
以前は知らなかったユーチューブなるものを教えてもらい、次々に音楽を楽しんでいます。とりわけガンバなんてテレビに映ることなど皆無に近いのに、ここでいっぱい見ることができて、サヴァールの華麗なるボーイング、指の動きに目は釘付け。

ああ年末なのに、こんなことしている場合ではないのだ!!!

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